まとめ③ 代謝がわかれば身体がわかる より
ATP合成の旅 〜グルコース〜
① 解糖系
化合物のリン酸化・異性化によって2ATP合成
②クエン酸回路
ピルビン酸に補酵素 COAが付加されてアセチルCOAとなる。
※COAは 様々な基質に結合して反応をすすめやすくする重要な補酵素
→オキサロ酢酸と合成しクエン酸となる。
→NADが化合物のもつ水素をうばってゆくことで、CO2とATPが放出される。
③電子伝達系
②でうばった水素の電子と酸素分子を反応させるエネルギーを使って、水素イオンを膜間腔へ放出する。
※勢いあまった電子が電子伝達系の途中で酸素と反応 してしまうと活性酸素ができる。
これは非常に反応性が高いので、濃度が高くなりすぎると体内の様々な化合物と反応してしまう。VC、グルタチオンなどによって適切な濃度になるよう調整される。
④ATP合成
外に出たイオンの中に入りたい!というエネルギーを使ってATPを産生する
最終的にグルコース1分子あたり、ATPは32分子合成される。
ATPって?
・体内でのエネルギー通貨。
・脂肪や糖質がもつ化学エネルギーの一部を一旦ATPに変換して、代謝に使う。
・化合物の持つ化学エネルギーを使ってATP を合成することを『呼吸』という。
・ATPは細胞内で生産され、その細胞内ですぐに消費される。貯めておくことはできない。
・ATP消費の際に必ず『熱』も発生する。体温維持に貢献している。
・呼吸気質(糖質・脂肪・アミノ酸)から外れた水素原子が酸素と反応する過程で、水と二酸化炭素が生じ、その反応のエネルギーを使ってATPも作られる。
・細胞膜間にいる水素イオンがミトコンドリア内へ入りたい!というエネルギーを使い、ミトコンドリア内膜腔へ侵入してくる。その侵入の際、内膜に埋め込まれているATPシンターゼ酵素が反応して水素イオンを中へ引き込む。その時のエネルギーでATPが作られる。
・呼吸気質から引き剥がした水素を一旦預かり、うまくATP合成に活用できるように働く化合物を『電子伝達体』と呼ぶ。代表例はNAD。
献立作成の難点やらコツやら
献立作成の課題をやる中で、いろいろググって自分なりに難点やらコツをまとめてみる。
・麺は難しい。一般ではカロリーが低くなりがちで、さらに副菜を増やすとメンドクサイ。
・揚げ物で脂質がドーン!となるのは付け合わせにレタス・トマトを使い、更に青菜の煮浸しやらモヤシ系で抑える。汁物はすまし汁で。
・脂質が低くなりがちなヘルシー献立の時はデザートを『ごまプリン』にすると一気に稼げる
(生クリームより何より胡麻!なんか体にいい気がするし←)
・揚げないフライ系にはパン粉にパプリカパウダーを混ぜたものを使い、さらにオイルスプレーをかけてスチコンへ。
まとめ② 代謝がわかれば身体がわかる より
・酵素は反応の種類で6つに分けられる
①酸化還元酵素(電子の授受)②転移酵素(官能基の交換)③加水分解酵素(水分子で化合物を分解)④除去付加酵素(物質の部分除去、付加)⑤異性化酵素(化合物中の原子のつながり方を変える) ⑥合成酵素(ATPのエネルギーを使う反応)
・代謝の中でも自発的に起こらない反応があり、ATPから産生されるエネルギーを投入し合成酵素を作用させ反応速度を早めることで進行させている
・代謝は、エネルギーを産生する「異化」 と、 エネルギーを消費する 「同化」とに大
きく分けられる。
・異化ではATPが産生される。
・同化の典型例としてアミノ酸からのタンパク質の合成などがある。
※消化は体内に取り込まれてないので異化でも同化でもない
・酵素の多くは細胞の中で働く
・肝臓は体内の代謝を回す中心的な臓器である。