ATPって?
・体内でのエネルギー通貨。
・脂肪や糖質がもつ化学エネルギーの一部を一旦ATPに変換して、代謝に使う。
・化合物の持つ化学エネルギーを使ってATP を合成することを『呼吸』という。
・ATPは細胞内で生産され、その細胞内ですぐに消費される。貯めておくことはできない。
・ATP消費の際に必ず『熱』も発生する。体温維持に貢献している。
・呼吸気質(糖質・脂肪・アミノ酸)から外れた水素原子が酸素と反応する過程で、水と二酸化炭素が生じ、その反応のエネルギーを使ってATPも作られる。
・細胞膜間にいる水素イオンがミトコンドリア内へ入りたい!というエネルギーを使い、ミトコンドリア内膜腔へ侵入してくる。その侵入の際、内膜に埋め込まれているATPシンターゼ酵素が反応して水素イオンを中へ引き込む。その時のエネルギーでATPが作られる。
・呼吸気質から引き剥がした水素を一旦預かり、うまくATP合成に活用できるように働く化合物を『電子伝達体』と呼ぶ。代表例はNAD。