乳酸について
・クエン酸回路→電子伝達系→ATP合成を進行させるには十分な酸素分子が必要である。
酸素分子が不足したら…(無酸素運動など)
・ミトコンドリア内で酸素が不足すれば、クエン酸回路以降の反応が進まない。解糖系を進めるためのNADが枯渇してしまうため、乳酸デヒドロナーゼ酵素がNADH2にピルビン酸「付加して乳酸にする反応を勧め、結果NADが生じる。
・筋肉に蓄積した乳酸は肝臓に運ばれる。
・肝臓は酸素に余裕がある。解糖系の逆反応を起こして、乳酸からグルコースを合成する(=糖新生)
・糖新生で生じたグルコースは血液で運ばれ筋肉へ届き、再び解糖系でATP産生に使われる。この物質循環はコリ回路と呼ばれる。
・十分な酸素が供給されATP需要も減少すれば、ピルビン酸→クエン酸回路の流れにのって消費される。